【2024年版】省エネリフォームの方法・施工事例と補助金・減税制度について
「中古住宅の購入を検討している」「今の住まいをずっと住める家へ変えたい」という方から注目されているのが、省エネリフォームです。
しかし、省エネリフォームと言っても、その方法は様々あります。
そこで、今回は「省エネリフォーム」の基礎知識やメリット・デメリット、具体的な工事方法を紹介します。
価格目安についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
- ・省エネリフォームとは「断熱性アップ・日射遮蔽・消費エネルギー削減・創エネルギー&自然エネルギー活用」と4つの方法があります。
- ・省エネリフォームには費用のかかる大掛かりな工事から、リーズナブルな手軽にできる工事まで色々あります。
- ・省エネリフォームは、施工実績が豊富で、ご予算や住宅の現状に合わせて適切なプランを提案できる建築会社へ相談しましょう。
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省エネリフォームとは|4つのアプローチ
省エネリフォームとは、文字通り「省エネ性を高めるための改修工事」を指します。
具体的には、以下4つの方法で住宅の省エネ性を高めます。
- ・断熱性能アップ
- ・日射遮蔽
- ・消費エネルギー量削減
- ・創エネルギー&自然エネルギー活用
では、それぞれ詳しく見てみましょう。
断熱性能アップ
断熱性能を高めると、真夏の暑さや真冬の寒さが室内へ伝わらず、冷暖房の効果を長時間キープできます。
そのため、空調にかかるエネルギー量を大幅に削減でき、省エネにつながります。
断熱性能アップのメリットは、省エネだけではありません。
室内の温度ムラがなくなり、ヒートショックやウォームショックなどの発症リスクや、空調機器の風や乾燥による体調不良を抑えられるため、“健康的に暮らせる家”の必須条件とも言えるでしょう。
日射遮蔽
最近の住宅は、開放感を重視したりウッドデッキなどのアウトドアリビングと室内を一体で使うことを想定したりして、大きな窓を設ける間取りが一般的です。
リフォームにおいても、そのような間取り変更をご要望の方は少なくありません。
しかし、日当たりがよく気持ちの良い南面に向かって大きな窓があると、日射によって室内が暑くなる可能性があります。
窓から入る日射を遮蔽すると、日中の室温上昇を抑えられ、結果的に空調エネルギーの削減につながります。
消費エネルギー量削減
断熱性アップや日射遮蔽による空調エネルギーの削減以外にも、設備機器などの機種選定によって、さらに省エネ効果を高められます。
省エネ効果を評価する指標として用いられているのが「一次エネルギー消費量(住宅が一年あたりに消費するエネルギー量)」です。
この一次エネルギー消費量を減らすためには、以下設備機器の仕様を見直すことが有効とされています。
- ・冷房設備
- ・暖房設備
- ・給湯設備
- ・換気設備
- ・照明機器
創エネルギー&自然エネルギー活用
断熱性能アップ・日射遮蔽・消費エネルギー量削減は、受動的なアプローチですが、能動的に省エネ化を進めるリフォームもあります。
それが、自分たちで使う電気を作り出す「創エネルギー」と、「自然エネルギーの活用」です。
太陽光発電が代表的で、そのほかにも地熱やバイオマスエネルギーを利用できる住宅設備も増えています。
最近、新築住宅で増えているZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、「断熱性アップ+設備による省エネ性アップ+創エネルギー(自然エネルギー活用)」で、その家の消費エネルギー量を“正味(プラスマイナス)ゼロ”にすることをコンセプトとしています。
既存住宅をZEH化リフォームする事例も増えており、国土交通省の試算によると、太陽光発電付きZEH水準省エネ住宅は、「年間4万円」ほど光熱費を削減できるとされています。
(引用:国土交通省|年間の光熱費も節約できる!)
戸建住宅のZEH化は脱炭素化に向けた重要な取り組みとされており、国の令和6年度予算では、「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」の名目で、75.5億円もの額が充てられているほどです。(参考:環境省|令和6年度予算 及び 令和5年度補正予算 脱炭素化事業一覧)
省エネリフォームのメリット・デメリット
省エネリフォームには、メリットはもちろん、デメリットや注意点もあります。
ご自宅の省エネリフォームを後悔しないためには、長所と短所の両方をしっかり理解しておくことが重要です。
【省エネリフォームのメリット】
- ・空調設備やその他家電などの消費エネルギーが減るため、光熱費削減になる
- ・断熱性能向上によって、外気温の影響を受けにくくなり快適な生活環境が整う
- ・空間ごとの室温ムラがなくなり、高齢の方から小さなお子さん、ペットまで健康的に暮らせる
- ・太陽光発電を導入すると、停電時にも日常生活を維持できる(防災性が高まる)
- ・補助金や税控除の対象となり、お得にリフォームできる
【省エネリフォームのデメリット・注意点】
- ・通常よりもリフォーム費用が高くなる
- ・太陽光発電などのオプション設備にメンテナンス費用がかかる
- ・一人暮らし世帯や不在時間が長い世帯など、元々の消費エネルギー量が少ない場合は、メリットを実感しづらい
このように、省エネリフォームにはメリットとデメリットの両側面があるため、工事を検討する場合は、綿密な予算シミュレーションが欠かせません。
省エネリフォームに適した家族構成・ライフスタイルかどうかの判断が難しい場合は、提案施工実績が豊富なリノベーション会社へ相談しましょう。
▶リノベーションPROへお気軽にお問い合わせください
省エネリフォームの工事方法と価格目安
省エネリフォームには、「断熱性能アップ・日射遮蔽・消費エネルギー量削減・創エネルギー&自然エネルギー活用」と4つのアプローチ方法があります。
ここでは、それぞれについて具体的な工事内容と価格目安を紹介します。
断熱性能アップ
家の断熱性を高める工事は、省エネリフォームの“肝”といっても過言ではありません。
省エネ性アップを目的としたリフォームは、まず各部の断熱工事から始めましょう。
「屋根の重ね葺き(カバー工法)工事」
既存屋根が平らなスレート瓦の場合は、その上から軽量な金属系屋根材を重ねて葺くリフォーム工事が一般的です。
解体撤去費用が発生せず、屋根が二重になるため雨漏りを根本的に解決できます。
断熱性や遮熱性を重視する場合は、必ず断熱材付きの屋根材を選定しましょう。
【費用目安】
8,000~11,000円/㎡+足場かけ払い10〜20万円程度
※雨樋工事やそのほか付帯工事は別途
「屋根の葺き替え+遮熱工事」
既存が日本瓦などの窯業系瓦の家や、雨漏りがひどく既に屋根下地の劣化がかなり進んでいる家は、既存屋根を全て撤去して新たにやり変える方法が適しています。
通気垂木や遮熱シートを施工して、その上から断熱材付き屋根材を設置します。
【費用目安】
13,000~19,000円/㎡+足場かけ払い10〜20万円程度
※既存屋根の解体撤去処分費含む
※雨樋工事やそのほか付帯工事は別途
「屋上の断熱・遮熱防水工事」
ルーフバルコニーや屋上がある家の場合は、遮熱防水工事がおすすめです。
いくつかの工法がありますが、熱高反射塗料によって、屋上が受ける日射熱による影響を最小限に抑えられます。
【費用目安】
3,000~7,000円/㎡
※下地補修などの付帯工事は別途
「外壁の断熱工事(外張り断熱)」
既存外壁面の上から断熱ボードを貼る外断熱工法を採用する事例が増えています。
室内からの作業はないため、いつも通りの生活を送りながら住宅の断熱性能を大幅に高められる点がメリットです。
【費用目安】
8,000~20,000円/㎡
※下地工事などの付帯工事は別途
「室内天井・壁断熱材追加工事」
室内の天井裏や壁内部へ断熱材を追加する工事も一般的です。
ただし、一度天井・壁を解体して断熱材を入れた後、それを修復するため、間取り変更などのフルリノベーションと併せて実施することをおすすめします。
【費用目安】
4,000~8,000円/㎡
※天井・壁の復旧工事別途
「玄関ドア取り替え工事」
玄関は空調機器がなく暑さや寒さが気になりやすい場所です。
そのため、ドアを中に断熱材が入っている断熱ドアに取り替えるリフォームもおすすめです。
ドア周りの壁や土間を解体せず既存枠の上から新規枠を被せる「カバー工法」でしたら、数時間でドア交換が完了します。
【費用目安】
20万円〜/ヶ所(カバー工法の場合)
※ドアのデザインや錠前の仕様などによって製品代は変動
「外窓取り替え工事」
窓は、住宅における外皮(建物の内外部を隔てる境界)部分の中でも、最も熱が出入りする部位です。
(引用:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会)
冷房使用時にはおよそ70%、暖房使用時には60%ほどの熱が窓から出入りするとされているほどです。
築20年を超える一般的な戸建住宅の窓には、ほとんど断熱性がないため、それを高断熱な「樹脂アルミ複合サッシ+複層ガラス」へ取り替えるだけで、結露対策や省エネ性アップを期待できます。
外窓交換も、位置やサイズを変更しない限り、周囲の壁を解体せずに既存枠を残す「カバー工法」が主流です。
【費用目安】
15〜23万円/ヶ所(カバー工法・掃き出し窓・断熱複層ガラス仕様の場合)
「内窓設置工事」
外窓交換よりもリフォームコストを抑えて窓の断熱性を高めたい方におすすめなのが、内窓(インナーサッシ)の設置です。
外窓の内側にもう1セットの窓を設置するため、開口部が二重となって高い断熱性を得られます。
そのため、断熱(結露対策)だけではなく、防音にも効果的です。
【費用目安】
5〜7万円/ヶ所(掃き出し窓・単板ガラス仕様の場合)
ポイント
戸建住宅を丸ごと断熱リフォームすると、「300〜600万円」程度の工事費がかかります。
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日射遮蔽
日本の住宅は、古くから窓へ庇(ひさし)や葦簀(よしず)、簾(すだれ)を付けて、夏の暑い日差しを遮っていました。
ところが、最近は窓上に日差しを遮断するものが全くない住宅も珍しくありません。
大きな窓のある家は、断熱工事と合わせて窓の日射遮蔽工事も行いましょう。
「オーニング・庇設置工事」
日差しを物理的に遮る方法として有効なのが、窓上にオーニング(可動式日除けテント)や庇を取り付ける工事です。
ユニット化されており後付けできるものがありますので、外壁を大きく解体せずに設置できます。
【費用目安】
オーニング取り付け:5〜8万円/ヶ所
庇取り付け:5〜25万円/ヶ所
※外壁補修や簡易足場かけ払いなどの付帯工事別途
「窓ガラス取り替え工事」
外観をシンプルモダンにしたい方は、窓上に庇やオーニングを付けるのが嫌という方も多いでしょう。
その場合は、窓ガラスを遮熱複層ガラスへ取り替える方法がおすすめです。
遮熱複層ガラスは、2枚のガラスの間に特殊な金属膜が貼られているペアガラスで、熱の原因となる赤外線や、日焼けの原因となる紫外線を遮断します。
ただし、古い窓サッシには遮熱複層ガラスを入れられない場合もありますので、その場合は外窓交換が必要です。
【費用目安】
8〜10万円/ヶ所
※ガラスのみ交換の場合
ポイント
窓から入る日射熱を遮ることで家の省エネ性を高める設計手法を「パッシブデザイン」と呼び、地球にやさしい家づくりを目指す方から注目されています。
消費エネルギー削減
断熱性能アップや日射遮蔽ももちろん空調効率が上がるため、消費エネルギー量を減らせますが、それ以外の設備機器などの仕様によっては、さらなる省エネを実現できます。
「高性能給湯設備への交換」
一般家庭における消費エネルギーの約30%が給湯によるものとされています。(参考:経済産業省資源エネルギー庁|「令和元年度エネルギーに関する年次報告」
(エネルギー白書2020))
そのため、古くなった給湯器をヒートポンプ給湯機(エコキュート)や潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)へ取り替えると、大幅に省エネ化できます。
【ヒートポンプ給湯機(エコキュート)】
ヒートポンプの原理を⽤い、夜間電力や太陽光で発電した電力を有効に利用して冷媒の圧縮・膨張サイクルによりお湯を作り、貯湯タンクに蓄えて必要なときにお湯が使えます。
【ハイブリッド給湯器(潜熱回収型ガス給湯器)】
ヒートポンプ給湯機とガス温水機器を組み合わせたもの。
ふたつの熱源を効率的に⽤いることで、⾼効率な給湯が可能です。
【費用目安】
ヒートポンプ給湯機(エコキュート):40〜60万円/台
潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ):30〜40万円/台
※付帯工事別途
省エネ性の高い給湯器への交換工事には給湯省エネ2024事業の制度が利用でき、「8〜18万円/台」の補助金が受け取れる可能性があります。
「エアコンの交換」
資源エネルギー庁の試算によると、家庭内におけるルームエアコンの消費エネルギーは冷房時で約7%、暖房時で約14%と、決して少なくありません。(参考:経済産業省資源エネルギー庁|電力需給対策)
ルームエアコンの寿命である10〜15年を超えてもまだ運転可能である場合は、最新機種へ取り替えるだけで省エネ化できます。
【費用目安】
6〜14万円/台(14畳タイプの場合)
※冷媒管やりかえなどの付帯工事別途
「照明器具の交換」
白熱灯や蛍光灯の照明器具をLED電球やLED照明へ取り替えると、照明器具による消費エネルギー量を、最大で約90%削減できます。
【費用目安】
3,000円〜/台
※照明器具のサイズやデザインによって製品代は変動
創エネルギー・自然エネルギー活用
断熱・遮熱性能をアップさせ、消費エネルギーを削減した上でぜひ採用を検討していただきたいのが、自然エネルギーを活用できる設備機器です。
「太陽光発電システム」
創エネルギー・自然エネルギー活用と聞くと真っ先に思い浮かぶのが、太陽光発電システムですよね。
太陽光発電システムは、停電時の備えとして防災面でもメリットがあります。
ただし、屋根が日陰になる時間帯が長い立地環境や、雨天・曇天が多い地域特性の場合は、思ったほどの省エネ効果を得られない可能性もありますので、必ず建築会社と導入をじっくり検討しましょう。
【費用目安】
100〜150万円/式(発電容量3〜5kW程度・蓄電池なしの場合)
※付帯工事別途
「太陽熱利用温水器」
太陽熱利用温水器とは、屋根の上に設置する設備機器で、太陽熱によって貯水槽に貯めた水をお湯に変える仕組みです。
太陽光発電システムよりもリーズナブルに導入できる点は大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、太陽光発電同様に、立地環境や地域特性によって給湯効率が左右されてしまうため、注意してください。
「家庭用燃料電池(エネファーム)」
エネファームは、ガスを利用して給湯しながら発電できる設備機器で、太陽光発電システムと同様に自家発電できるため、ガスさえ通っていれば停電時でも電気が使えます。
都市ガスやLPガス等から水素を作り、その水素と空気中の酸素の化学反応により発電するもの。
エネルギーを燃やさずに直接利⽤するので⾼い発電効率が得られます。
また、発電の際に発生する排熱を回収し、給湯器としての役割も果たします。
※リフォーム費用は建物の状態や工事内容によって変動する可能性があります。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
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省エネリフォームが対象の補助金・減税制度
最後に、省エネリフォームに関連する補助金制度と減税制度を紹介します。
補助金制度
「先進的窓リノベ2024事業」
既存住宅の窓断熱リフォームが対象(窓と同時の場合に限り玄関ドアも)
「子育てエコホーム支援事業(リフォーム)」
既存住宅における開口部の断熱改修、外壁、屋根・天井又は床の断熱改修、エコ住宅設備の設置などの工事が対象
「給湯省エネ2024事業」
既存住宅における高効率給湯器への取り替え(リース)が対象
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」
既存住宅における構造躯体等の劣化対策、耐震性向上、省エネルギー対策リフォームが対象
ポイント
上記事業以外にも、各自治体や公共団体によって運営されている補助金制度もあるため、詳しくは役所もしくは建築会社へお問い合わせください。
なお、ほとんどの事業には予算額が決められており、申請金額がそれに達した時点で締切期限を待たずに受付を終了してしまう可能性もあるため、早めの申請がおすすめです。
>関連コラム:【先進的窓リノベ事業】2024年における補助金額と対象リフォーム工事に関する最新情報を解説
>関連コラム:【子育てエコホーム支援事業】2024年の新築・リフォーム補助金|対象条件や申請タイミングの解説
減税制度
- ・所得税「住宅特定改修特別税額控除(省エネ改修工事)」
ポイント
減税制度には、補助金のような予算額がないため、どなたでも申請可能です。
ただし、それぞれの制度によって世帯収入に上限があるなどの条件があり、確定申告する必要があります。
そのため、リフォームをする前に必ず詳細を確認しましょう。
まとめ|省エネリフォームでより快適な生活を手に入れる
省エネリフォームは、今のお住まいやこれから購入予定の中古住宅をさらに快適なマイホームへ生まれ変わらせられる手段です。
快適性だけではなく、コスト面や地球環境面でもメリットがあります。
ご予算や住まいの現状に合わせて、有効な工事を組み合わせましょう。
ぜひ、中古物件探しからリノベーションまで一貫して相談やサポートが受けられる会社を選んで、長きに渡り満足できる新しい暮らしを実現させてください。
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「低燃費・快適住宅・ローメンテ」というコンセプトに基づき、高い技術力を持って、お客様の住まいに合わせた最適なリフォーム・リノベーションを行います。
過去を繕うだけのリフォームではなく、「本当に価値ある」未来を作るリノベーションを追求・実現しています。