外張り断熱とは?リフォームの工法・費用・内断熱との違い|失敗例と対策まで徹底解説

外張り断熱とは?リフォームの工法・内断熱との違い・費用と失敗例&対策をわかりやすく解説

「外張り断熱とはどんな工法で本当に効果があるのか」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

夏の暑さ・冬の寒さを解決する手段として注目されているのが「外張り断熱」です。

新築だけでなく、近年はリフォームでも多く採用されています。

しかし、工法や条件によって効果や費用は変わり、ブログやSNSでは「失敗した・後悔した」と感じている方は少なくありません。

そこで今回は、京都市内で省エネ・快適・ローメンテ住宅の改修を手がける『リノベーションPRO』が、外張り断熱リフォームの仕組みや効果、メリット、工法別の費用目安について、わかりやすく解説します。

デメリットやよくある失敗例とその対策や、内断熱との違い、そのほか、関連する補助金など多くの方からいただくご質問も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • ⚫︎外張り断熱リノベーションには、複数の工法があり、住宅によって最適な工法は異なります。

  • ⚫︎築年数や新築時の仕様によっては、外張り断熱に加えて他の部分も改修しなければ、暑さ・寒さを軽減できない可能性もあるため注意が必要です。

  • ⚫︎築20年以上の住宅で断熱改修を検討中の方は、総合的なプランを提案できる建築会社に相談しましょう。

 

Contents

 

外張り断熱リフォームとは|仕組み・おすすめの住宅

外張り断熱リフォームとは

「外張り断熱」とは、家を包み込むように熱の影響を抑える工法で、外壁の外側に断熱材を施工します。

一般的には、外壁を構成する構造用合板の外側に、断熱層・防湿(防風)層・通気層を設けて、その上から外装材で仕上げます。外張り断熱とは

(引用:国土交通省|住宅の省エネルギー設計と施工2023P.107

※スタイロフォームなど発泡プラスチック系断熱材を用いる場合は、防湿(防風)層の透湿防水シートを省略できる場合もあります。

外壁からは、冬の暖房使用時に約15%の熱エネルギーが流出し、夏の冷房使用時には外部から約7%の熱が流入するとされていますが、外張り断熱は、熱橋※が少なく、気密性が高まるため、屋外と室内で生じる熱の移動を遮断することが可能です。

(参考:資源エネルギー庁|住宅による省エネ

※熱橋:Heat Bridge(ヒートブリッジ)とも呼び、建物の中でも“熱の通り道”となる場所を指す。熱橋があると、その部分に熱の出入りが集中し、結露が発生するリスクがある

外断熱工法は、この熱橋が少ないので、熱を逃がしにくい工法であるといえます。

外張り断熱が木造住宅に採用され始めたのは1990年代のことで、2000年には法令が改正され、耐火構造木造住宅での、一定の条件をクリアすれば、採用可能となりました。

(参考:建設省告示第1399号「耐火構造の構造方法を定める件」国土交通省|耐火建築物又は簡易耐火建築物の外壁に外装材として木材を取り付ける場合の取扱いについて

それ以降は、一般的なグレードの新築住宅でも多く採用され、近年は断熱リフォームの手法としても施工実績が増加しています。

外張り断熱は、以下のいずれかに当てはまる住宅におすすめです。

【外張り断熱に適している住宅の特徴】

  • ・日当たりが良く、夏の暑さが厳しい住宅

  • ・寒冷地など冬の寒さが厳しい地域にある住宅

  • ・築年数が古く(築20年以上)、元々の断熱性能が低い住宅

  • ・真夏・真冬の光熱費が極端に高くなる住宅

 

外張り断熱のメリット|効果をわかりやすく解説

外張り断熱のメリット

▶︎施工事例:京都市左京区|リノベーション|F様邸

外張り断熱には、主に機能面においてメリットがあります。

室温ムラの軽減(健康リスクの低減)

外張り断熱によって家の断熱性能が高くなると、空調機器の有無を問わず、家全体の室温が安定し、室温ムラを軽減できます。

空間ごとの室温差が少なくなると、ヒートショックなどの健康リスクが低減し、快適で健康的な生活につながるのもポイントです。

冷暖房効率の向上(光熱費の削減)

家の断熱性が高まり外気温の影響を受けにくくなると、室温が安定し、冷暖房の効率が上がります。

短い運転時間で快適な室温に調節できて、結果的に光熱費削減につながります。

そのため、電気代高騰が進む昨今は、断熱リフォームを検討する方は少なくありません。

内部結露の抑制(住宅の長寿命化)

外張り断熱では、正しく施工すると壁内の熱橋が減るため、外気温と室温の温度差による内部結露の発生を抑えられます。

※外張り断熱では、窓ガラスに発生する表面的な結露は防止できません。

壁内に結露が発生しにくくなると、高湿度を好むカビや木材腐朽菌、シロアリの繁殖も抑制でき、家の長寿命化も実現可能です。

逆に、外気温と室温の差によって、外壁内に結露が発生すると、土台や柱などの主要構造部が湿り、木材腐朽菌・シロアリが繁殖して耐久性を損ねてしまうため注意しましょう。

 

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外張り断熱リフォームの種類|工法別の違いと費用目安

外張り断熱の種類|工法の違いと費用目安

外張り断熱には、主に2種類の工法があり、既存外壁を撤去するパターンと、既存外壁を残すパターンに分かれます。

それぞれのメリット・デメリットと費用目安は、以下のとおりです。

既存外装材撤去+断熱材施工

こちらは、屋外側から既存の外装材を撤去し、壁下地の上に断熱材を敷き詰めてから、新たに仕上げる方法です。

メリット
  • ・外壁があまり厚くならず、窓や玄関ドア周りの見た目があまり変わらない

  • ・外壁が一新されて外観がきれいになる

  • ・耐震補強や窓、玄関ドアの位置変更なども併せて施工できる

  • ・外装材の制限が少ない(塗装やサイディングなどを選べる)

デメリット
  • ・費用が高い

  • ・工期が長い

  • ・解体撤去の騒音が発生する

  • ・廃材が発生する

  • ・工期中に雨が降った場合の対策が必要(壁内に雨水が流れ込まない措置)

費用目安

400〜600万円

※30坪の一戸建て住宅(外壁面積:100〜150㎡程度)、サイディング仕様の場合

既存外壁への上張り

こちらは、既存外壁の上に木下地を組み、その上に断熱材付きの外装材(サイディング)を施工する方法です。

メリット
  • ・外壁が一新されて外観がきれいになる
  • ・外壁が二重になり、断熱性や気密性が向上する

  • ・比較的、費用を抑えられる

  • ・比較的、工期が短い

  • ・解体撤去の騒音が発生しない

  • ・廃材が少ない

  • ・工期中に雨が降っても、影響が少ない

デメリット
  • ・外壁が厚くなり、窓や玄関ドア周りの見た目が変わる※

  • ・既存外壁が劣化していると、施工できない

  • ・外壁を開けないため、耐震補強や窓、玄関ドアの位置変更はできない

  • ・外装材の制限がある(サイディング仕上げが原則)

費用目安

300〜500万円

※30坪の一戸建て住宅(外壁面積:100〜150㎡程度)、サイディング仕様の場合

※外壁が厚くなる分、窓周りがうまく納まるように専用部材を取り付けます。

 

外張り断熱リフォームの費用に影響する要素

外張り断熱リフォームの費用に影響する要素

外張り断熱リフォームの費用は、既存住宅の状態や仕様によって変わります。

そのため、予算計画を立てる際には、以下の点を確認しましょう。

  • ・建物の規模(狭小住宅など、施工面積が狭いと単価が割高になる)

  • ・建物の形状(複雑な形状の住宅は、単価が割高になる)

  • ・建物の周辺状況(隣家との距離が近い場合や、前面道路に駐車できない場合、前面道路が狭くて資材の搬入出が困難な場合は、別途費用が発生する)

  • ・住宅の仕様(現状の断熱性が低い住宅は、外張り断熱だけでは効果が出ず、室内側からの断熱工事などが必要となり、トータルコストが高くなる)

特に、築20年を超える住宅は、新築時に断熱性能を考慮していない住宅も多く、外張り断熱だけでは効果を実感できないケースや、メンテナンス不足により既存外壁が劣化し、断熱材を上張りできないケースも珍しくありません。

そのため、外張り断熱リフォームを検討している方は、まず建築会社に建物調査を依頼しましょう。

外壁の状態に加えて、構造躯体の状態や耐震性など、総合的に診断できる会社がおすすめです。

 

外張り断熱のデメリット・よくある失敗例と後悔しないための対策

外張り断熱のデメリット・よくある失敗例と後悔しないための対策

外張り断熱について調べると、ブログやSNSで、「失敗・後悔した」「やめた方が良い」などのネガティブな意見を見かけますが、それらにはいくつかの共通点があります。

「暑さ・寒さが変わらない(効果を実感できない)」

既存の状態で断熱性能が著しく低い住宅は、外張り断熱だけでは効果を実感できない可能性があります。

この原因は、家のトータル的な断熱計画を検討しなかった点にあります。

建物の暑さ・寒さ対策は、外皮(外壁・床・屋根・開口部など、屋内外の境界となる部分)の総合的な断熱性能を見直すことが必須です。

※建物の断熱性能を評価する指標として用いられるUA値(外皮平均熱貫流率=熱の逃げにくさ)は、外皮それぞれから逃げる熱量で算出します。 

UA値の基準

(引用:国土交通省|ラベル項目の解説|断熱性能

対策

既存住宅の断熱リフォームを検討する際には、建物の状況を正しく判断できる建築会社に相談しましょう。

外張り断熱だけではなく、他の改修も踏まえたトータルプランを提案できる会社がおすすめです。

▶︎おすすめコラム:「断熱リフォームは効果なし」って本当?原因と後悔しないための対策

「外観がイメージと違う(外装材を選べなかった)」

外張り断熱の中でも、既存外壁の上から断熱材を上張りする工法は、外装材を自由に選べません。

そのため、外観がイメージ通りに仕上がらない場合もあり、注意が必要です。

また、外壁が厚くなる分、窓や玄関ドア周りにも部材を取り付けるため、外観を重視する方は、必ず事前にどのような納まりになるかご確認ください。

外張り断熱リフォーム

対策

「家の断熱性アップだけではなく、外観をおしゃれにしたい」という方は、既存外装材を撤去する工法も検討しましょう。

既存外装材を撤去する工法であれば、サイディングだけではなく、塗装仕上げや左官仕上げも選べます。

既存外壁に上張りする場合は、サイディングをカタログで選ばず、現物サンプルで質感まで確認する方法がおすすめです。

「夏型結露(逆転結露)が発生した」

外張り断熱リフォームをしてから、室内の壁にカビが発生するケースが稀にあります。

この原因は、夏型結露(逆転結露)で、高温多湿な外気が壁内に流れ込み、それが冷房で冷たくなった室内の壁に触れて、外壁内で結露が生じてしまうのです。

内部結露(夏型結露)とは

(引用:国土交通省|住宅の省エネルギー設計と施工2023

本来、外張り断熱は断熱材の外側に防湿シートを敷き、さらに通気層を設けるため、夏型結露は発生しにくいとされていますが、施工が正しくないと、小さな隙間から外気が断熱材の裏に侵入する可能性があります。

外壁面の防湿フィルム

(引用:国土交通省|住宅の省エネルギー設計と施工2023

夏型結露は、ガラスなどに生じる冬の結露とは異なり、発生に気がつきにくく、知らぬ間に柱や土台が腐朽するなど、深刻な問題に発展しかねません。

対策

外張り断熱リフォームは、施工実績の豊富な建築会社に依頼しましょう。

京都市周辺を施工エリアとする『リノベーションPRO』は、外張り断熱施工(EPSボード30mm)を全棟標準仕様としています。

 

外張り断熱と内断熱(充填断熱工法)の違い|どちらがいいのか

外張り断熱と内張り断熱の違い

内断熱(充填断熱)工事とは、室内側から外壁を解体し、壁内の柱間に隙間なく断熱材を敷き込む工法です。

内断熱(充填断熱工法)の構造

(引用:国土交通省|住宅の省エネルギー設計と施工2023

外張り断熱とは、以下のような違いがあります。

メリットの違い

外張り断熱
  • ・内装のやりかえは不要(原則、室内作業はない)

  • ・外観が一新されてきれいになる

  • ・既存外装材を解体する場合のみ、耐震改修や劣化部分の入れ替えもできる

内断熱

(充填断熱工法)

  • ・原則、足場は必要ない

  • ・外壁の内観(室内側)が一新されてきれいになる

  • ・耐震改修や劣化部分の入れ替えもできる

  • ・工期中に雨が降っても影響がない(屋外作業はない)

  • ・外張り断熱よりも費用がリーズナブル(内装復旧工事を除く)

  • ・夏型結露が生じにくい

デメリットの違い

外張り断熱
  • ・足場が必要

  • ・既存外壁への上張りだと、耐震補強や劣化部分の入れ替えはできない

  • ・雨が降ると、工期が長くなる(既存外壁へ断熱材を上張りする場合を除く)

  • ・内断熱よりも費用が高い(ただし、内装復旧工事は不要)

  • ・施工レベルによっては、夏型結露が生じる

内断熱

(充填断熱工法)

  • ・内装のやりかえが必要

  • ・室内作業が基本で、生活に支障が出る

費用の違い

外張り断熱

300〜600万円

※30坪の一戸建て住宅(外壁面積:100〜150㎡程度)、サイディングの場合

内断熱

(充填断熱工法)

150〜250万円

※30坪の一戸建て住宅(外壁面積:100〜150㎡程度)の場合

▶︎上記に加えて、内装復旧(補修)工事の費用がかかる

▶︎おすすめコラム:【断熱リフォームの失敗例ランキング・トップ10】原因・防止策を徹底解説

ポイント

築20年を超える住宅は、断熱性が低い可能性が高いため、「外張り断熱+内断熱」を組み合わせたリフォームプランがおすすめです。

屋外側・室内側の両方から工事するため、気密性も向上し、併せて耐震補強もできるため、安心して快適に住める住まいを実現できます。

『リノベーションPRO』は、「外張り断熱施工(EPSボード30mm)+内断熱施工(現場発泡硬質ウレタンA種3 80mm)」を採用しております。

▶︎リノベーションPROの断熱リフォーム

 

外張り断熱リフォームを失敗しないためのポイント

外張り断熱リフォームを失敗しないためのポイント

ご自宅の外張り断熱リフォームを失敗しないために、以下のポイントを押さえましょう。

施工実績が豊富な会社を選ぶ

断熱リフォームは、既存の状態を踏まえた仕様の検討や、正しい施工が求められるため、施工実績が豊富な建築会社を選びましょう。

外壁・窓・床など、断熱リフォームの対象部位はいくつかあるため、それらを総合的に施工できる会社がおすすめです。

建築確認申請をできる会社を選ぶ

2025年施行された改正建築基準法によって、木造2階建て住宅でも外張り断熱リフォームで建築確認申請が必要になる可能性があるため、申請に詳しい建築会社に相談しましょう。

(参考:国土交通省|建築確認・検査の対象となる建築物の規模等の見直し

一般的な外壁リフォームは建築確認の対象外ですが、外張り断熱リフォームの場合、以下の図で示す改修範囲を超えると、建築基準法における「大規模の修繕・大規模の模様替」には該当し、建築確認申請をしなくてはいけません。

建築確認申請が必要な外張り断熱の例

(引用:国土交通省|建築確認・検査の対象となる建築物の規模等の見直し|木造戸建の大規模なリフォームに関する建築確認手続について

※建築確認の可否はケースごと・自治体ごとで判断が分かれるため、詳細は建築会社にご確認ください。

また、外張り断熱は外壁が厚くなり、建築基準法で定める建蔽率※・容積率※の上限を超える場合があるため、狭小地に建つ住宅や隣家との距離が近い住宅は注意が必要です。

※建蔽(ぺい)率:敷地面積に対する建物が建つ面積(建築面積)の割合で、住宅地は40〜60%を上限としている場合が一般的
※容積率:敷地面積に対する延べ面積(各階床面積の合計)の割合で、住宅地は100〜200%を上限としている場合が一般的

ただし、改正建築基準法では「建築物の構造上やむを得ない場合における建蔽率・容積率に係る特例許可の拡充」が追加され、断熱・省エネ・耐震などを目的としたリフォームで建蔽率・容積率の上限を超えた場合でも、特例的に許可される可能性があります。

(参考:国土交通省|令和4年改正 建築基準法について

▶︎おすすめコラム:2025年建築基準法改正で「住宅リフォームが変わる」主な変更点・注意点をわかりやすく解説

断熱リフォームは総合的なプラン検討がおすすめ

家の断熱性を高めたい場合は、外張り断熱に限定せず、総合的なプラン検討が必要です。

内断熱や屋根・床下(基礎)の断熱に加えて、窓・玄関ドアの交換も視野に入れましょう。

家をトータルで断熱改修する場合は、壁・床・天井を開けるため、耐震補強や間取り変更、配管・配線の更新を含めたフルリノベーションがおすすめです。

ポイント

『リノベーションPRO』の断熱性能向上リノベーションは、以下の工事をセットで提案しております。

  • 屋根】ハイブリッド瓦葺替・通気垂木・遮熱・断熱施工
  • 外壁】外張り断熱施工(EPSボード30mm)+内断熱施工(現場発泡硬質ウレタンA種3 80mm)、防水改修・塗壁仕上
  • 内装仕上】壁:漆喰塗、天井:クロス貼、床:無垢パインフローリング
  • 【窓】樹脂窓+ペアガラス Low-e・アルゴンガス仕様
  • 【玄関】断熱ドア仕様
  • 【換気・空調】全館空調エアサイクルシステム(換気扇仕様)+エアコン3台(基本)
  • 【住宅設備機器取替】システムキッチン、IHクッキングヒーター、バスルーム、トイレ、洗面化粧台、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)、全室LED照明
  • 【オール電化仕様】

上記仕様によって、リフォーム後の「断熱等級6以上」「UA値0.46以下=HEAT20のG2レベル」※が可能になりますので、断熱改修を含めたフルリノベーションをご検討中の方は、お気軽に弊社までご相談ください。

※施工エリアである京都市(6地域)の場合

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▶︎リノベーションPROの工事ラインナップ

 

外張り断熱リフォームに関する「よくある質問」

外張り断熱リフォームに関する「よくある質問」

ここでは、外張り断熱リフォームについて、多くのお客様からいただくご質問を紹介します。

Q.外張り断熱はシロアリの被害を受けやすいって本当?

A.シロアリ被害につながりやすいのは、“基礎”の外張り断熱です。

地面に近い基礎に断熱材を外張りすると、シロアリが断熱材の裏を上りやすくなります。

また、外断熱は断熱材で躯体を包み込むため、床下や基礎周りの温湿度が安定し、シロアリの繁殖に適した環境になる点も注意が必要です。

断熱材の裏に蟻道※ができると、表から見えず発見が遅れる可能性があるため、見切り金物を取り付けるなど工夫しなくてはいけません。

※蟻道(ぎどう):シロアリの通り道

Q.外張り断熱リフォームで使える補助金はある?

A.外張り断熱リフォームをすると、省エネリフォームを対象とした補助金や減税制度を利用できる場合があります。

主な制度は以下のとおりです。

関連する補助金

※使用する断熱材の種類が制限される可能性あり

 

関連する減税特例

(リフォーム促進税制)

  •  ・所得税耐震・バリアフリー・省エネ・長期優良住宅化などの改修が対象で、標準的な費用相当額の10%を控除)
  • 家屋分の固定資産税耐震・バリアフリー・省エネ・長期優良住宅化などの改修が対象で、税額の1/2〜2/3を減額)

(参考:国土交通省|住宅をリフォームした場合に使える減税制度について|リフォーム促進税制

ただし、補助金も減税特例もそれぞれ細かく対象要件が定められているため、工事計画を進める間に詳細をご確認ください。

▶︎おすすめコラム:【2026年】省エネリフォームの種類・費用と使える補助金や減税制度を解説

▶︎おすすめコラム:【2026年】中古住宅のローン減税・リフォーム減税|対象要件と2025年からの変更点を解説

Q.外張り断熱リフォームは古い住宅でもできる?築40年・50年の家でも可能?

A.外張り断熱リフォームは外壁を構成する構造体が耐力を維持していなければ施工できないため、築年数の古い住宅では事前の建物調査や耐震診断が必要です。

築年数が経っていない住宅でも、雨漏りが発生して柱が腐朽していると、そのまま外張り断熱をしても、長く住み続けられません。

そのため、古い住宅や雨漏りの可能性がある住宅は、建物を詳細まで改修できるスケルトンリノベーションをご検討ください。

劣化が進んでいる場合は、建て替えた方がコストパフォーマンスが良い可能性もあります。

ポイント

京都市で中古住宅の購入やリノベーションを検討中の方は、『リノベーションPRO』までお気軽にお問い合わせください。

『リノベーションPRO』は、京都市洛北エリア(左京区・北区を中心としたエリア)で、住宅の省エネ・断熱フルリノベーションに加えて、新築(建て替え)や、グループ会社の不動産部門による物件探しのサポート、将来的な査定・買取、売買の仲介も全てご相談いただけます。

 

まとめ

外張り断熱リノベーションには、複数の工法があり、住宅によって最適な工法は異なります。

また、築年数や新築時の仕様によっては、外張り断熱に加えて他の部分も改修しなければ、暑さ・寒さを軽減できない可能性もあるため注意が必要です。

築20年以上の住宅で断熱改修を検討中の方は、総合的なプランを提案できる建築会社に相談しましょう。

「リノベーションするか建て替えるか迷っている」「リノベーションでどこまで変えられるか知りたい」という方は、地元に詳しく物件探しからリノベーション、新築(建て替え)まで相談できる建築会社にご相談ください。

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