間取り変更リノベーションで暮らしが変わる|エリアごとの実例と主な工事費用を解説
近年、新築ばかりでなく、住み慣れた自宅や中古物件を購入して、新たな暮らしのためのリノベーションを希望される方が増えています。
間取り変更リノベーションでは、ご家族が集まるリビングの広さや個室の数、生活・家事動線の改善、効率的な収納設計まで、理想のライフスタイルを実現するためのプランニングがカギとなります。
今回は、気になる間取り変更リノベーションの費用相場やエリア別の実例を参考にしながら、成功ポイントを解説していきます。
この記事のポイント
- ・間取り変更リノベーションで実現させたい快適な間取り・動線・収納を検討してみましょう。
- ・エリア別に間取り変更のコツを実例とあわせて見てみましょう。
- ・間取り変更にかかる費用とリノベーション前に押さえておきたいポイントを紹介します。
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間取り変更リノベーションでできること
まずは、間取り変更リノベーションで実現させたい、理想の暮らしを考えてみましょう。
部屋の広さや数の変更
間取り変更リノベーションでは、今ある間取りの広さや部屋の数を変えられるのが魅力です。
例えば、和室をなくしてリビングを拡大したり、個室を増やして子ども部屋や書斎を設けたり、新しく住まうご家族の人数や希望に合わせた間取りづくりが可能です。
生活・家事動線の改善
また、ご家族の行動パターンや生活リズムに合わせた、効率的な生活・家事動線を考えることで、子育てや家事がしやすい快適な暮らしが実現します。
特に、毎日の調理や洗濯で行き来する、キッチン・洗面脱衣所(ランドリールーム)などの水回りレイアウトは、できるだけ集約させることで移動負担の少ない便利な間取りに仕上がります。
レイアウトを決める際には、ご家族が混雑するエリアの広さや回遊性をよく考えておくのもおすすめです。
効率的な収納設計
間取り変更リノベーションでは、レイアウトの変更に伴う収納場所の検討も重要になります。
収納は、リビングやキッチン、ランドリールームなど生活や家事に使うアイテムを適材適所、使い勝手のいい場所に設置するのがポイントです。
また家族構成やライフステージによっては、リノベーション時に収納を増やしたり、収納スタイルを見直したりする必要があり、近年では大容量で使いやすい「ファミリークローゼット」や「壁面収納」が人気です。
>関連コラム:リノベーションで間取りや暮らしはどこまで変わる?|家事効率向上や日当たり改善のコツ
間取り変更リノベーションのエリア別実例
それでは実際に、エリア別のリノベーション実例を見ながら、間取り変更ポイントを見ていきましょう。
「LDK」の大胆リノベーション
LDKでは、独立型キッチンの壁を取り払ってオープンスタイルにするリノベーションが人気です。
近年では、リビング・ダイニング・キッチンが一体となった開放的な間取りが定番で、どこに居てもご家族の様子がうかがえるので、コミュニケーションを大切にしたいファミリーにおすすめのプランです。
「和室を洋室に」使い勝手向上リノベーション
客室や寝室としてあった和室は、古くなった畳や障子を取り払い、リビングの拡大リノベーションに活かすプランも増えています。
間取り全体のテイストに合わせて、モダンナチュラルな広々空間に仕上げる設計で、明るく見通しのいい空間が実現します。
「寝室・子ども部屋」の新設や改装
新たに寝室や子ども部屋を設けるリノベーションでは、使わなくなった空間や無駄な動線のある通路などの床面積を有効活用して、必要な個室に配分する方法がおすすめです。
そのためには、ライフスタイルの見直しや追加する部屋のレイアウト、広さ選びなど、これからの暮らしに快適なプランを慎重に考えて、無理のない変更計画を進めていきましょう。
「水回り」の動線改善リノベーション
水回りの動線改善リノベーションでは、キッチンや洗面脱衣所、新たにつくるランドリールームなど、日常的に何度も行き来する空間同士のつながりや距離感、あるいは効率的な間取りの集約化を検討した上で、ご家族に合ったレイアウトを決めていきましょう。
家事楽・家事シェアをお考えの場合は、出入り口が2方向にある回遊性のある間取り設計もおすすめです。
「収納」はモダンで便利なスタイルに変更
大規模な間取り変更を伴うリノベーションでは、新しい間取りに合わせた収納スタイルの検討も大切です。
近年ではあえて扉を設けない、オープンスタイルのクローゼットや壁面収納、飾り棚など、取り出しやすく片付けやすい設計が人気で、無駄なコストをかけず見栄えよく仕上げるデザインが注目されています。
>関連コラム:平屋にいいリノベーション物件を探す方法|費用相場と理想の間取りポイント
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間取り変更にかかる主な工事内容と費用
間取り変更の必要性が出てくるのは、主に家族構成やライフステージの変化がある場合や、リノベーション前提に中古物件を購入した場合です。
それでは、間取り変更にかかる主な工事内容と費用について見ていきましょう。
間仕切り壁の設置や撤去
リノベーションでリビングを拡大したい場合や個室を増やしたい場合、部屋の仕切り壁を撤去したり設置したりする工事が必要です。
単純に壁の撤去だけであれば5万円前後で済みますが、実際には壁を撤去した後の周辺の下地や塗装、クロスなどの補修工事が必要になるためトータル費用は15~20万円が相場となります。
また、設置に関しては、壁の種類やグレードによって異なりますが、間仕切り壁で20~30万円、アコーディオンタイプの稼働式で10~20万円、引き戸タイプの可動式で30~50万円が目安です。
また、建物の骨組みだけを残して住まい全体の間取りをまるごとスケルトンリフォーム・リノベーションする場合は、1,000~2,000万円かかるのが相場です。
水回り設備の一新と移動
間取り変更リノベーションで、水回りを移動させる場合、設備の一新に加え、移動に伴う「水道管の延長や増設」「電気の配線工事」などが必要になります。
キッチン、トイレ、洗面台など新しい設備の導入は、それぞれの種類やグレードによって費用が異なりますが、間取り変更に伴う移動には以下のようなコストがかかります。
- ・洗面台の移動: 20~40万円
- ・トイレの移動: 30~80万円
- ・キッチンの移動: 40~200万円
- ・システムバスの移動: 70~200万円
ドア・クローゼットの設置
間取り変更リノベーションで、ドアの交換や設置、また新たなクローゼットを導入する場合、仕上げ塗装なども含めて、ドアで10~40万円、押し入れからクローゼットへの変更で10~50万円ほど用意しておく必要があります。
窓のサイズ変更やグレードアップ
間取り変更に伴う窓のサイズ変更やグレードアップ、増設がある場合、新しく取り付けるガラスやサッシの性能、レベルによって費用は大きく変動します。
例えば、窓の増設がある場合、30~100万円以上と大きな差が出るケースも考えられます。
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間取り変更リノベーションの成功ポイント
最後に間取り変更リノベーションに欠かせない、ご家族の快適性を守る成功ポイントを押さえておきましょう。
家族構成やライフスタイルを見直す
間取り変更リノベーションを成功させるためには、まずご家族の人数やライフスタイルをしっかりと見直すことが重要です。
その上で、将来の暮らしやニーズに合わせた、部屋の広さやレイアウト、機能性を考えていきましょう。
断熱性・気密性の強化
築年数が経った住宅をリノベーションする場合は特に、住まい全体の断熱性や気密性の強化をはかることが大切です。
1年を通して安定した空調が保てる住まいへのリノベーションは、エネルギー効率の向上、ランニングコストの削減につながります。
日当たりや風通しを考える
間取り変更リノベーションでは、日当たりや風通しを十分に考えて、自然光や風をたっぷり取り込める、心地よく健康的な住環境づくりを目指しましょう。
外構を含めたデザインリノベーション
間取り変更や内装改修のプランニングの際には、外構も含めたトータルリノベーションがおすすめです。
外壁や庭、エントランスとの調和やデザインを見直して、建物全体のバランスを整えていきましょう。
>関連コラム:築30年の一戸建てリフォームで何年住めるようになる?|建て替えとの比較も解説
まとめ|間取り変更で実現する暮らし改善リノベーション
新しい住まいを楽しむ、暮らし改善のための間取り変更リノベーション。
大規模なスケルトンリフォーム・リノベーションでは、間取りや内装だけでなく外観や外構も含めたトータルプランニングで、バランスの取れた仕上がりのいい、新築以上の住まいが実現します。
ぜひ、プロのサポートを受けながら、快適なリノベーション計画を進めていきましょう。
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