【部屋が暑いが外は涼しい】部屋に熱がこもる理由は?京都の断熱対策の施工後の写真も紹介
「部屋は暑い。でも、外に出ると涼しい。どうして?」
ジメジメする梅雨の時期や、太陽光の降り注ぐ真夏に、こんな疑問を抱いたことはありませんか?
本記事では、夏場に室内に熱がこもって、外は涼しいのに部屋が暑くなる原因を解説します。
手軽にできる方法から、根本的に暑さを解決する方法まで「部屋に熱がこもることへの対策」も紹介するので、合わせて参考にしてください。
▶関連コラム:古い家で「暑さ対策」「寒さ対策」を施すには?│5つの原因と7つの対策を紹介
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部屋が暑い 外は涼しい 原因は?
はじめに、外は涼しいのに部屋の中が暑い、この現象の原因を確認します。
屋根から部屋に熱が伝わっている
1つ目の原因は「屋根から部屋」に熱が伝わっていることです。
日中、屋根は太陽光に晒されて非常に高温になります。
屋根での遮熱や、天井裏の断熱・気密がしっかりしていなければ、屋根が蓄えた熱は室内に伝わり、部屋の温度を上げる原因になります。
壁から部屋に熱が伝わっている
2つ目の原因は「壁から部屋へ」熱が伝わることです。
屋根と同様に、住宅の壁面は太陽光を受けて熱を帯び、段々と室内に熱を伝えていきます。
家の断熱性・気密性に問題がある場合は、特に熱を伝えやすいといえるでしょう。
また、壁面に加えて窓も、素材が薄いことから熱が侵入する入り口になります。
床から部屋に熱が伝わっている
屋根・壁ときて、最後は「床」です。
床下の空間は外部とつながっていて、外と同じような温度・湿度になります。
部屋と床下の間に断熱材がなければ、熱が部屋へと伝わりやすくなるので、断熱材の有無や脱落などの状況確認が大切です。
▶関連コラム:「断熱材のない家」の防寒対策17選│築40年・50年 古い家の寒さ対策を提案!
部屋の湿度が上がっている
暑さを感じるパラメーターは温度だけではありません。「部屋の湿度が上がっている場合」も暑さを感じてしまいます。
湿度が高ければ汗が蒸発しないので体表の温度を下げられず、ベタベタする汗は不快感にもつながるでしょう。
外で雨が降っているときなど、気温は低くても湿度が高く不快感を感じてしまうケースがあるので、気温とセットで湿度も見る癖をつけましょう。
気密・断熱性能が低く隙間から冷気が抜ける
「住まいの気密性能の低さ」も問題になり、エアコンでせっかく冷やした部屋の冷気が、どんどん外に漏れ出ることになりかねません。
また、先述したとおり、断熱材が脱落してしまっていたり、元々の性能が低い場合には、より早く冷気が抜けていくでしょう。
換気できておらず熱気が溜まっている
「換気がしっかりできているか」という点も、暑さへの対策になります。
帰宅時に家の中がモワッと暑くても、適切な換気ができれば、熱い空気を外に追い出せます。
後述する方法を用いて、部屋の熱い風を追い出し、外の涼しい風を取り込みましょう。
部屋に熱がこもる 対策は?
では、部屋の中に熱がこもってしまうことに対して、どんな対策を講じられるのでしょうか。考えられるのは、次の8つの対策です。
- ・風通しを確保する
- ・壁・ベランダなどへの打ち水
- ・コンクリート部分にマットを敷く
- ・扇風機やエアコンなど機械を利用する
- ・遮光・遮熱対策を施す
- ・断熱性能を向上させる
- ・気密性能を向上させる
風通しを確保する
1つ目は「十分な風通しを確保」することです。
外が涼しいなら、外の空気を室内に取り込むだけで暑い空気を追い出せます。
空気の出入り口を準備するように、建物の北と南、東と西の窓・ドアを開放します。
外に風が吹いているなら、風通しを確保するだけでも涼しくなるでしょう。
壁・ベランダなどへの打ち水
「壁やベランダに打ち水をする」ことも暑さ対策になります。
水は蒸発するとき、気化熱と呼ばれる熱を、付着していたものから奪います。
この性質を利用するのが打ち水です。
特に、熱を溜め込む性質を持つコンクリートは、打ち水を行うことで次々に蒸発、熱を奪ってくれるでしょう。
コンクリート部分にマットを敷く
先述したとおり、コンクリートは熱を溜め込む性質を持っています。
このためコンクリートに熱を当てないことが大事です。
建物の基礎部分に「人工芝などのマットを敷く」ことで、コンクリートに直射日光を当てずに済み、暑さを軽減できます。
遮光・遮熱対策を施す
コンクリートへの直射日光を防ぐ目的では「遮光・遮熱対策」も効果的です。
たとえば住まいの壁に設置する”よしず”は、太陽光を遮り、大きな影を作ってくれるので、夏場の暑さ対策に最適です。
ほかにも、外に設置するオーニングや遮光ネット、室内では遮光・遮熱効果のあるカーテンの利用も効果的です。
住まいを太陽光から守ることが最良の対策になります。
扇風機やエアコンなど機械を利用する
こうした対策をとっても、外が完全な無風状態であったり、雨上がりで湿度が高い状態であれば、涼しさを感じることはできません。
「扇風機やエアコンといった送風・冷房機能のある機械」を利用して、涼を取りましょう。
なお、いくらエアコンを稼働させても涼しくならない場合は、次に紹介する「断熱」「気密」対策が有効です。
断熱性能を向上させる
対策を講じても部屋が暑い場合は「断熱性能を向上させるリフォーム」が効果的です。
古い家では、天井や壁、床下の断熱材が入っていないことも多く、築10年と新しい家でも施工不良で断熱材が脱落していることも。
断熱材効果を発揮していなければ、外気の熱は容易に部屋に伝わってしまいます。
断熱材の追加・交換で断熱性能の向上を図りましょう。
気密性能を向上させる
断熱性能に続いて検討したいのは「気密性能の向上」です。
いくらエアコンを稼働させても、建物の隙間から涼しい風が漏れ、逆に外から熱を帯びた空気が侵入してくれば、部屋の中は涼しくなりません。
窓・玄関ドアなどの建具周辺の隙間、建物が古くなったことで生じる隙間を、リフォーム・リノベーションで埋めて、気密性能を向上させましょう。
▶関連コラム:【2023年3月より開始】先進的窓リノベ事業とは?│窓リフォームの補助金一問一答
「外は涼しいのに部屋が暑い」リフォームで根本的に解決を
「家の外は涼しいのに、なぜか部屋の中が暑い。どうしたらいい?」
このような疑問を抱いている人に向けて、原因と対策を解説しました。
部屋の中が暑くなる場合、必ず原因があります。
一方で換気が不足しているのか、湿度が高いのか、断熱材がないのか、住まいによって原因は異なります。
京都市にお住まいの方で、家の暑さに不満を抱えている一方で原因が分からない場合は「リノベーションPRO」までご相談ください。
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